あなたの会社の資金繰りは、どのように管理していますか?
経営で一番大事なものが、将来の資金繰りです。
お金が回らないと、黒字でも会社は倒産していまいます。
下の資金繰り表は、私が使っていたものです。
大きな会社の経理部で資金繰りを担当していた時に使っていた資金繰り表を、小規模な会社用にアレンジしました。
(1)5日単位で、毎月定額の支出を資金繰り表の中に落とし込みます。定額支出の明細は左の欄に表示されています。
(2)適宜、残高を記入していきます。
(3)毎月変動する売掛金等の入金予定額・買掛金等の支出予定額はその都度、資金繰り表のなかに落とし込んでいきます。
(4)これを銀行ごとにつくります。
※取引がメイン行に集中しているときはメイン行だけで、他行や現金の取引は簡略に残高や合計額等を記入していればいいと思います。とにかく今月、そして来月その後の将来の資金繰りを経営者がわかればいいのです。
※私は資金繰り表をエクセルで作って、左側の明細の11-15日定額支払額が15日の欄に入るようにしていいました。
一般に会計ソフト等で、キャシュフロー計算書、資金繰り表等が作れるようになっています。
けれども過去の資金繰りの結果だったり、設定が難しかったりします。
実際に将来の資金繰りの段どりに使えそうなものがありませんでした。
大事なのは将来の資金の段どりが見えてくることです。将来の資金を「見える化」することです。
長年、経営に携わり資金繰りに苦労した経営者はオリジナルな資金繰り表を作っているようです。
資金繰りが常に頭のなか入っている達人のような方もいらっしゃいます。
自分の会社の資金繰りが見えてこない経営者の方にはご参考にしていただけばと考えております。