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税理士事務所の仕事(詳細版)3

《税理士事務所職員として一人立ちまでに要する年数》
①会計支援と税務申告の内勤業務ーーーー約2年

(これが中途採用者に会計事務所2年の経験が求めらる所以です)

・顧問先の年度決算処理、申告までの処理に関わって、はじめてその会社の全体像がおぼろげに見えてきます。
2年分の決算申告をこなして顧問先会社の経営や仕組み等の理解が進んで、効率的・効果的な業務を行えるようになってきます。

②月次監査・コンサルタント業務ーーーー3〜5年

効果的な月次決算報告や経営相談、アドバイスのためには
顧問先の訪問を重ねて会社の経営・仕組み等を深く知り、また他社で得た経験を、内勤で得た基礎のうえに積み上げていく必要があります。

内勤業務のほか、さらに3〜5年の経験が必要になります。

ここまでくれば、たくさんのクライアント様との相談や経験自体が、

相乗的に自分の実力を底上げしてくれます。

このあとが事務所のマネジメントや、会社の経営改善、再生支援する力をつけるステージです。

事務所幹部、事務所経営の後継者へと続くステージでもあります。

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⑺必要なスキル
①新入所時に必要な基礎的な必須スキル
簿記の仕組みの知識(簿記2,3級程度)。Excel、word、メーリングソフト等基本ビジネスソフトを操作する力。そしてできれば税法の基本知識。

 

②実務経験で身につけるスキル(内勤業務者として独り立ちするために必要なスキル)
会計及び会計関連ソフト(会計ソフトは複数。関連ソフトには経営分析等がある)、税務申告ソフトを操作する力です。これは事務所で指導等はします。当事務所では効率的・効果的な入力業務等を指導しています。

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(3)月次監査担当、コンサルタント業務者に必要なスキル

監査訪問先等の現場で経験し自ら学んで、次のような身につけていく。

税法を応用して考える力、インターネットや文献で調べる力、顧客の要望や声を聞く、また引き出す力。

 

《税理士・会計業界とIT》

会計業界や経理の仕事はITにとってかわると言われて久しい。
この間会計業界の業務のIT化が進んで、生産性が向上しています。
そのためには職員はITの進展に従ってスキルを身につけなければいけなくなっています。

 

・当事務所では、基本的にPCはデュアルディスプレイです。自計化率アップに取組んで、現在は自計化率70%くらいです。自計化導入時には、前職の自計化PJで培ったノウハウとマニュアルのほか、ITスキルをアップするツールも用意しています。

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所内では、勤怠管理、カレンダー、業務報告等もIT化しています。銀行取引もインターネットで完結です。クラウドソフトもいくつか導入しています。
現在は、OCR機能付きで高速のスキャナを複数台備えて、資料・書類のデジタル化を進めています。
iPadもいくつか備えて月次監査等へ利用して、来るべき「税理士業界へのIT深化」に備えようと考えいます。

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インボイス制度、電子帳簿保存法の本格的運用の先には、こういうITスキルが必要になってくる時代がやってくるではないかと考えています。業界のIT化に乗り遅れないよう、できるだけ先取りする取組みを行っています。